ヒコーキ撮影に重要な「風」
風向きでアクティブランウェイが決まる。
つまり撮影する場所を左右する風向きは、ヒコーキ撮影には重要なポイントなのだ。
空港だとフライトレーダーをみれば飛行機の離着陸が映るのでアクティブ・ランウェイがわかるけど基地だとトラフィックが少ないし、そもそも映んねー!
なので風向きを把握するのに iPhone アプリの空見さん(@chinoken)を使ってる。
全国の飛行場のMETAR・TAFをデコードした最新情報がみれるから超便利!
ただ現在の風向きはわかるけど、さっきまでの風向きを見ることができない。
過去の風傾向を知りたくてもわからないのだ。
そこでエクセル気象台(@OkoMetar)を建設してみる。
ざっくりとした仕様
・定時実況実況気象通報式(METAR)を読みやすくデコード
・横田飛行場だけ
・とりあえず果てしなくログ。
・データが更新されたら通知
建設に先立ってまずMETARについてWikiる。
気象通報式の一種であり、航空気象情報を英数字によって通報するための書式(フォーマット)である。通常は空港または航空気象台から定期的に発せられ、主としてパイロットや航空管制官、ディスパッチャーなどの航空関係者が、空港または飛行場の気象状況を把握するために使用されている
だそうだ。
そして実際の横田基地のMETARがコレ。
RJTY 251356Z AUTO 03012KT 10SM CLR 23/20 A3003 RMK AO2 SLP165 T02320197 FZRANO $
それぞれの意味はこんな感じ。
RJTY 横田飛行場
251356Z 25日13時56分GMT
AUTO 自動観測
03012KT 風向030 12ノット
10SM 卓越視程10マイル以上
CLR クリア
23/20 気温23度/露点20度
A3003 高度規制値 30.03inHg
RMK 注釈
AO2 自動化された測候所
SLP165 海面校正した気圧が1017.6hPa
T02320197
FZRANO
$
ちょっとよくわからない…。
必要なデータは、時間・風・雲・気温くらいかな。
RMK(注釈)よりあとは、パターンがたくさんあるからデコードやめとこ。
30分ごとに横田飛行場のMETARをWebクエリでエクセルに読込んでMETARデータが更新されていたら内容をデコードする。METARデータは、追加で読み込んで過去をため込んでおく。1時間で1METAR増えたとして1日24行件。
Excel2016は、最大1048576行もあるから120年もログ可能!?
通知は、メールでツイッターに投稿できる仕組みを使おう。
エクセルでメール送信処理のマクロを組んでツイッタークライアント宛に送信できればツイートしてくれるはず。
よーし、できた。エクセルマクロで建設完了!
METARデータが更新されるまでしばらくほっとく。
頼んだぞ、エクセル気象台(@OkoMetar)

なかなかいーじゃねーか
まずは試運転。
想定していないパターンがあるからしばらく様子見だ。
横田基地の風向きが気になるあなたはチェックしてみて!

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