毎年、秋に開催されている「生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪」(イケフェス大阪)。大大阪の魅力的な建築が一斉に無料公開される建築イベント。
事前抽選だった新桜川ビルに当選!
時間に遅れないように見学に行ってきたぞ。
イケフェス公式ガイドブックと同じアングルから


新桜川ビルで印象的なのがバウムクーヘンのような曲線。
高速道路のカーブにあわせて新桜川ビル建てたんじゃなくてカーブしている新桜川ビルにあわせて高速道路を曲げたらしい。

もともとは築60年の古いビルをアートアンドクラフトがリノベーション。
モダンでクールな空間に生まれ変わっていた。
エントランスの味のある銘板はオリジナルのものを再利用しているみたい。

中に入ってみると期待を裏切らないカーブっぷり。
1,2階は女性で満員のおしゃれな飲食店やキッズたちが遊びまわってる写真屋さんなどのテナントが入居していて3、4階が住居になっていた。

見学した号室は、リアル住居。
お住いの方が好意で公開してくれているお部屋だった。
おじゃましまーす。
初対面の人の家へ遊びにきた気分。どこに居ればいいのかビミョーな居心地…。
だったのは、はじめだけ!
居住しているのは、見た目はクールなんだけど、すごい気さくでアクセサリーなど製作しているクリエイターなひとだった。壁にはアーティスティックなアクセサリーが並んでいた。
遠慮気味なオールメンバーに「どーぞどーぞ」と自分の家を紹介してくれた。
部屋は、アートアンドクラフトがフルリニューアルしてカッコいい仕上がり。
元々の天井を引っ剥がしていて開放的。天井に吊るしてあるドライフラワーがコンクリート打ちっぱなしの室内にマッチしてるしむき出しの配管もカッコいい。
カッコよさの代償として一面コンクリートだと冬はやっぱり寒いみたい。
窓の外には阪神高速。
絶えず車の走行音が聞こえるけど住むとそれも心地よいそうだ。
遠慮して写真は、撮らなかったけど実にカッコよく住んでいるひとだった。
外観が曲線なので内部も当然、曲がってる。
四角い間取りに慣れきってるので斬新で新鮮なスペース。
なかでも居住者さんのお気に入りは、工房スペースとして使っているの一室。
R部分の狭いスペースの部屋なんだけどなんかクリエイティブ!ハンマーガンガン叩いてアクセサリーの製作ができるこの部屋があったのが契約の決め手になったとか!?
アートアンドクラフトのスタッフさんに屋上もぜひ見て行ってみて!とおすすめだったので行ってみる。屋上の途中にある明り取り!?も偶然なのか必然なのかいいセンスに見えてくる。

屋上は、空がどーんと広がった居住者の物干しスペース。当然カーブしてる。

すぐ横は阪神高速。コーナリング中のドライバーと目が合うレベル!

新桜川ビルは、古い部分を生かしたリノベーションを随所に感じた。
アートアンドクラフトさんのセンスと努力を垣間見ることができた。
イケてる建築は、住んでる人も作った人もイケてた。
その他の住民の方々も協力してくれていることを忘れちゃいけない。
毎年、興味本位で見学に来る自分たちを受け入れてくれることに感謝したい。

クールなお店がたくさん!
新桜川ビル
SAN http://san-osaka.com
Bar ことり https://www.instagram.com/barkotori2016
CREA/Me http://www.creame-dep.com

イケフェスで大阪を巡るときには欠かせないガイド本!
生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2018公式ガイドブック
- 作者:
- 出版社/メーカー: 140B
- 発売日: 2018/09/25
- メディア: 単行本